急性腰痛(ギックリ腰)

ぎっくり腰は寒い時期になるものだと思われがちですが、実は発症が一番多いのは「秋口の季節の変わり目」です。
意外に感じるかもしれませんが、冬から春へ…という寒い時期からだんだん暖かくなる時期よりも、実は徐々に気温が低くなってくる秋口が一番ぎっくり腰になりやすいのです。 この寒暖差の変化はとても身体にかかる負担が大きいのです。 身体が温度変化についていけず、肩こりや、腰痛、身体のだるさなどがでてきやすいです。
今回は急性腰痛(ギックリ腰)について説明していきます。

急な腰の痛み

ぎっくり腰になってしまった場合には、患部をいち早く冷やすことが大切です。特にぎっくり腰の初期段階では、強い炎症症状によって強く痛みが出現している状態なので、積極的に炎症症状を抑えるための処置が必要になります。
まれに、ぎっくり腰になった時には温泉やお風呂にゆっくりつかるという人がいますがおすすめできません。温めるという行為が血行を促進して炎症を助長し、その後より強烈な痛みに悩まされてしまうケースが多くあるので注意が必要です。ぎっくり腰になったときには、すぐに患部をアイシングしましょう。初期の段階でしっかり冷やすと、痛みが治まるまでの期間がぐんと短くなります。湿布薬などの張り薬は表面的に冷たくなる感じがしますが、炎症の起きている内部までしっかり冷やすことができないので、張り薬とは別に保冷材や氷嚢を使って冷やしましょう。痛みの感じ方が鋭い痛みから鈍い痛みに変わり、倦怠感を伴うような慢性症状に変化してから温めると効果的です。

早い処置が大事!

少しでも早く仕事に復帰しなければならない、大切な試合や大会が迫っているなどで、1日でも早い回復を願っている人は多いのではないでしょうか。ぎっくり腰が治るまでの期間は、その重症度によって全く異なります。適切な処置をしていれば、多くの場合は2~3日で徐々に炎症症状が治まり、動けるようになります。しかし、ぎっくり腰を起こして初期のころに、患部を温めるなど炎症を助長するような誤ったケアを行ったり、痛みが強いうちに無理矢理身体を動かそうとしたりすると、痛みが長期化してしまう場合があります。
初期処置の仕方によって、炎症症状が治まるまでの期間は大きく変わりますので、可能であれば早い段階で整形外科病院や整骨院を受診し、専門家に見てもらうようにしましょう。

3日激しく痛んで、1週間で良くなる

腰を痛めた直後の2~3日はかなり強い痛みに襲われます。 しかし日に日に痛みは薄れていき、1週間程度で痛みはかなり楽になります。
安静にしている時の姿勢は横向きで膝を曲げ、身体を少し丸める 、仰向けで膝の下にクッションなどを入れ、軽く膝を曲げる などの姿勢が良いです。 数十分~数時間安静にすると、少し動けるようになるかもしれません。 動いても多少の痛みがあるくらいなら動いても良いと思います。 動くと激しい痛みがある、とても動けそうにない、という状態でしたら、1~3日程度は安静にした方が良いでしょう。 ただし、3日以上の安静は、かえって回復が遅くなってしまうということがわかっています。
症状が改善してきたら、仰向けの状態で軽く股関節を回したり、曲げ伸ばしなどストレッチをしてみましょう。

早めの予防を!

ぎっくり腰は、誰でも突然なってしまう可能性があります。都立大学駅前整骨院・鍼灸院では症状に合わせて骨盤矯正や鍼治療、高周波治療を取り入れています。急性期の方だけでなく慢性的に痛みが続いている方でもお気軽にお問い合わせください。

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